【名古屋市中区】ふるさと全国県人会まつりで椎茸とカボスをつかんできました@栄
ふるさと全国 県人会まつりへ行ってきた。
久屋大通公園・エディオン久屋広場で開催中の、いろいろな県の県人会などが集まって自慢の味やパフォーマンス、ゆるキャラなどで大いに盛り上がるおまつりだ。
わたくし普段、中日ビル5階の全国物産観光センター(1道14県の道県事務所があるところです)に取材で赴くことが多いので、会場で見知った顔に出会うとうれしい。とくにハッピなど着込んでいると最高だ。祭りとはかように非日常でなければならない。
ステージでは長野県諏訪市の消防団のラッパが高らかに唄い、隠岐サザエの壺焼き、地鶏炭火焼き、鮎一夜干し、あちらこちらからおいしい煙が立ち上る。
美食とゆるキャラをしりめに、土煙を巻き上げ向かった先は長野県ブース。椎茸をつかみ取るためである。
■心に上高地の清流をたたえて、つかみたい椎茸
椎茸のつかみ取り、100円。列の最後尾でチャリンとお金を支払うと、名古屋長野県人会の面々から
と次々と檄が飛ぶ。
どうやら椎茸のつかみどりは精神の清らかさが重要なファクターらしい。心に上高地の清流をたたえて臨もう。
実際につかんでみると、そのときの椎茸の配置によるものが大きい気がした。椎茸同士のカサや軸の凹凸がかみ合えば思ったよりも取れる、そうでなければそれなりに取れる。
ただ「もっと、もっと」と箱の中であがくと、みるみるうちに手の中で椎茸の固まりがほぐれて、当初より少ない量になってしまう。 日本昔話で習ったとおりの結末になるのだ。開けるべきは小さなつづらである。
まずまずの成績であったが、100円なので楽しむことが肝要である。長野の椎茸はおいしい出汁がとれるので、何にせよほくほくだ。茶碗蒸しを作ろうかな。鶏ゴボウとキノコの炊き込みご飯もいいな。しめしめ。わーい。
■やっぱりたくさん、すくいたい
続いてやってきたのは、東海大分県人会のカボスすくい取り(400円)。ビニールプールいっぱいのカボスを、金魚すくいのように何か道具を使ってすくうのかと思ったが、その実、手である。なるほど手仕事は我が国の根幹、宝である。県人会まつりがわかってきたぞ。
今度は沿道からの「無欲だよ」は無し。緑の宝玉をたなごころになるべく多くのせようとすればするほど、幸せは指の隙間から、上から、下から、コロコロと逃げていった。気がつくと心の上高地はカラカラに干上がっていた。暑さのせいだ。
■乾いた
カラカラに干上がった喉と心の上高地を、東海山形県人会の酒と名古屋福井県人会の越前おろしそばで潤す。上杉まめもつけた。おにぎりもね。
飲食スペースで四方のテーブルからなんとなく漏れ聞こえてくる
といった何気ない会話をつまみに、ひとりで一杯やるのが結構好きなのである。決して盗み聞きをしている訳ではないが、なんというか家族に乾杯である。みんなが笑顔で楽しそうで、私もなんだかうれしいよ(だだの酔っ払いの感想です)。
帰路、「悪い子はいねえか」のなまはげに出会った。また来年、心を清らかにしてくるねと誓い、会場を後にした。
第22回 ふるさと全国県人会まつり2024
開催日:2024年9月7日(土)~8日(日)
時間:9:30~17:00 ★雨天決行
場所:久屋大通公園・エディオン久屋広場
住所:名古屋市中区久屋大通公園
入場無料
主催:ふるさと全国県人会まつり実行委員会
外部リンク:
ふるさと全国県人会まつり公式ホームページ
ふるさと全国県人会まつり公式インスタグラム
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